『素晴らしき哉、人生!』素晴らしき哉、映画!
平成産まれなので平成より前の日本公開作品は「昔の映画」に分類する。ネタバレがある場合は注意書きします。
『素晴らしき哉、人生!』
これは、もう文句のつけようがない「良い話」でしょう!題名の通り!人生は素晴らしいとただただ訴える映画。ここまで素直なシナリオで、良い人間は幸せになると教えてくれる作品は他にはない。もちろん子供向けのアニメや絵本の中にそういうことを教えてくれる作品は多いが、このことを大人に思い出させてくれる作品である。
これを観れば絶対に人に優しくなれる!
綺麗事なんかじゃないよ。大人と子供の境目である高校生や大学生は是非観て欲しい。自分の中で大切なことが生まれ、これからの人生がかわる。
以下少しネタバレ
映像作品としても
この映画は主人公が人生を振り返る形で進んでいくが、それがなんとも小気味の良いテンポなのでまったく飽きずに2時間たってしまう。
数々の苦悩や青春を主人公が何度も乗り越えていく。希望に満ちた人生を観せてくれる。それが逆に観客をどんどん不安にさせていく。冒頭で自殺しようとしている主人公を観せられてるからね。こんなに優しく、有能で、人望のある人間が何故自殺しようとしているのか。
そして冒頭シーンへ戻る!
彼がいなかった場合の世界を観せられる。この優しい男がいなかったら周りの人間はどうなっていたのか。こんなん観せられて、彼が世界に必要な人間だったと言われるだけで俺はもう…もうさあ!
自分の価値を知った彼は生きることを決めるが…ラスト…まさかそんな…そんな!ああ!人生ってこうだよな!
会計かなんかのおっさんも喜んでて可愛いし…というかまあこのようにストーリーだけじゃなく映像でもこの単純な話をより面白くするための工夫がされているってことを言いたかった。
大学1年の頃に観てから俺のオールタイムベストの1つ。
特に若者、これから映画の勉強する方は是非!
ちなみにジェームズ・スチュワートは有名だし良い役者だから彼の出てる映画を観るのも良いかも。
俺もまだ全然追えてないから観ます。